車の売却値段をアップさせるには?板金塗装できれいにしよう!

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一人に一台と言われるほど普及している自動車ですが、大事にきれいに管理している人もいれば、傷やへこみがあっても「乗れれば問題ない」とあまり気にしない人もいらっしゃるでしょう。ただ、将来売却するつもりならばきれいにしておかないと、売却値段が下がってしまう可能性もあることを覚えておきましょう。

今回は、売却の値段に影響を与える車の「傷」や「へこみ」、それらを板金塗装できれいに直すことの大切さ、さらに板金塗装の大まかな値段についてご紹介します。

車に出来た傷やへこみはそのままでも大丈夫?

狭い路地や駐車場で、うっかり車を壁にぶつけてしまうこともあるでしょう。車はいくら気を付けていても、少しのことで傷がついたりへこんでしまったりすることがあります。そんな傷やへこみを直さずに、そのまま放置しておく人もいらっしゃいますが、実は放置しておくことは車にとって良くありません。では、車に出来た傷やへこみを放置しておくと、いったいどんなことが起きるのでしょうか。

傷やへこみから錆が発生する

車の塗装には、撥水・親水効果のある素材が使われています。そこに傷がついた状態で放置しておくと、その効果が徐々に薄れていき、それがひどくなると塗装やクリアコートが剥がれる原因となります。塗装が剥がれてしまうと、さらに劣化し錆が発生してしまうのです。そのような状態になってしまうと、修理にかかる費用も大きくなってしまうので注意が必要です。

へこみの場合も同様で、へこんだために剥がれた塗装部分から錆が発生してしまう可能性もあります。そのため、あまり傷が目立たないようなへこみでも注意が必要です。

車を大切にしなくなる

傷やへこみのある車とまったく無傷の車、どちらを大切にしようとしますか?多くの人が傷やへこみがない車を大切にしようとするのではないでしょうか。傷やへこみのある状態だと、どうしても大切にする気持ちが薄れてしまいます。また、人間の心理として傷やへこみがある車は「ぶつかっても大丈夫ではないか」という気持ちが生まれがちです。

たとえば傷・へこみひとつないピカピカの車と傷やへこみを放置している車、すれ違うときにぶつからないよう気を付けるのはどちらでしょうか。傷やへこみのある車にもぶつけてはいけないのは当然ですが、より気を遣うのは、ピカピカの車とすれ違うときが多いでしょう。そういった心理からも、傷やへこみがある車は、さらに傷やへこみが増えやすいのです。

売却時に値段が安くなる

傷やへこみ、そしてそれよりもひどい錆がある場合でも車の走行には影響ありません。しかし、車の売却時には、その影響がとても大きくなります。売却査定時の値段は、傷やへこみがあると大幅に下がってしまうのです。

板金・塗装ではどんなことをする?

では、車の傷やへこみを直す板金と塗装についてどんな施工をするのか?といった点を見ていきます。

板金ではどんなことをする?

そもそも板金という言葉は「金属を薄く打ち延ばして板状にしたもの」「金属を加工し板状にすること」などをいいます。しかし、自動車修理における板金は「衝撃でへこんだり変形したりしたボディを修復する技術」を言います。この板金という作業は、車の塗装を一度剥がしてから行い、作業後に塗装し直すのが一般的です。なので、基本的には板金と塗装はセットで行われるのです。

板金作業は、大きく分けると「外板板金」や「内板骨格修正」など大きく分けると3つの作業方法に分かれますが、いずれも高い技術力が必要で、技術者の熟練度が仕上がりに大きく影響します。

塗装ではどんなことをする?

塗装は、先ほど述べたように板金とセットで行われますが、へこみはなく塗装が剥がれただけの状態の場合、塗装のみ行われます。

傷つき塗装が剥がれた部分に、色合い調整した塗料を塗って元の色へ塗装するこの作業。仕上がりの色をきれいに整えるため、パテを使用し、下地を整えることから始まります。その下地作業のあと、塗料の色調整、ボディに色を塗る塗装、細かなへこみや付着したごみを取り除く磨き作業などが行われます。

以上の塗装作業のなかでも、下地処理作業は重要で、そこが上手くできていないと、塗装面に凸凹やブツブツが出来てしまうのです。これは、空気中に舞う埃などの異物が表面についてしまうために発生します。また塗装作業でも塗り方が均一でないと、色ムラが出来たりします。

このような色ムラやブツブツを発生させないためには、設備が整った環境で、高い技術力での作業が必要です。

板金塗装を依頼する業者の選び方

では板金塗装を業者に依頼する場合、そのような基準で業者を選べば良いのでしょうか。

まずは、高い技術力を持ったスタッフがいるかどうかを確認しましょう。ひとつの目安として「国家資格である自動車整備士が常駐しているかどうか」で判断すると良いでしょう。また、設備が整っているかどうかも重要なポイントです。専用の塗装ブースがあるかどうかといった設備面にも注目して選ぶのもポイントとなります。

板金塗装の大まかな値段

板金塗装の値段については、傷やへこみの程度などにもよりますが、ドアミラーなどの場合は7,000円程度から、バンパー・サイドドアの場合は2~3万円から、ボンネットやバックトランクなどボディに近いところでは5万円ほどからが相場となっています。

傷やへこみの程度、詳しい場所などによって費用は大きく変わるので、まずは見積もりを出してみるとよいでしょう。相場よりも大幅に安いところの場合はきちんとした作業を行っていない可能性もあるため、注意が必要です。

まとめ

車を所有しているといつの間にか、傷ついたりへこんだりしていることもあるでしょう。しかし、それらを「たいしたことないから」と放置しておくと、そこから錆が発生したり、車の売却時に査定の値段が安くなったりするなどの悪影響が起こる可能性もあります。

そんな傷やへこみは、自分で直す方法もありますが、きれいに仕上げて将来の売却の値段を上げたい場合は、専門業者による板金・塗装で直すようにしましょう。

長崎県でカーオークション、中古車販売などを手掛けております「株式会社RumireAuto」では、板金塗装も行っております。車の傷・へこみ修理ならぜひ「株式会社RumireAuto」へおまかせください。