車検にかかる費用はどれくらい?費用を抑えるポイントについて解説

5車検-費用

車を持っていると決して避けられないのが車検です。車種や年式によって車検費用に幅があり、新しい軽自動車なら6万円前後、古い普通車になると20万円以上かかることもあります。それでは具体的に、費用はどのようなものがあるのでしょうか?今回は費用の差の原因と、費用を抑えるポイントについて見ていきましょう。

車検費用の費用に差が出る原因

車検費用に差が出る原因の最も大きなものは、年式と走行距離です。年式によって税額が変わることと、使用年数と走行距離によって部品の交換が発生することから、費用に大きな差が生まれます。日々のこまめな点検で、部品の交換はある程度抑えられます。車を大事にするようにしましょう。

車検にかかる費用で差が出る項目

車検費用で、業者や車によって差がでる項目をみていきましょう。中には価格の交渉ができるものもあります。

検査手数料

ここでの「検査手数料」とは、車検業者に支払うものです。主に以下のようなものがあります。

  • 車検代行手数料や各種書類作成費用
  • 車の引き取りや納車にかかる費用
  • 代車費用
  • 点検料

これらは各業者がそれぞれに設定しているので、見積もりをもらうときに比較してみましょう。

整備・部品代

法定点検費用と整備費用という、ふたつの費用があります。法定点検は車検時にかならず行われる点検です。車検時ではなく、年に1度必ず受けなくてはならない法定12か月点検と、車検時に行う法定24か月点検があります。

12か月点検よりも24か月点検のほうが、検査項目も多いのです。車検はその車が公道を走ってよい安全な車だと認める制度であることから、車検時に24か月点検をするというのは理にかなっています。この点検ですでに修繕・交換が必要である、また次の車検までに故障の可能性があるので、今のうちに修繕・交換が必要となると診断されるかもしれません。そうすると費用がかかっていきます。車検費用をどうしても抑えたい場合は、整備内容について車検業者に相談しましょう。

車検業者によっても費用に差が出る

車検の点検内容や修理の状況によって費用に差が出るだけでなく、どこに車検をお願いするかによっても差があります。

ディーラー

新車を購入したところで車検をするという方も多いでしょう。ディーラーでの車検は丁寧なことが多く安心なものの、割高になることが多いようです。

カー用品店や中古車販売店

大手のカー用品店では、車検も実施しています。ディーラーに比べると、点検費用や事務手数料が低めに設定されていることが多いので、ディーラーより安いことが多いでしょう。安くても法に定められた検査へ合格するように、修繕や部品交換をしてくれるので、まったく問題はありません。

また店舗独自の特典があることも多くなっています。たとえばオイル交換の割引券が付いてくることもあるので、車検後のメンテナンス費用を抑えられるでしょう。

ガソリンスタンド

車検をおこなっている、ガソリンスタンドも多くあります。スタンドのピットで行うガソリンスタンドもあり、提携整備工場で車検を行うスタンドもあります。多くの場合ディーラーよりも安いことが多いのです。ガソリンスタンドでの車検でも店舗独自のサービスとして、ガソリンの割引やオイル交換の割引などを実施している場合があります。

ユーザー車検

ユーザー車検とは車検業者に依頼するのではなく、ユーザー自ら検査場に車を持ち込んで車検を受ける方法です。車検業者に支払う事務手数料のようなものは、一切かからなくなるので安くなるかもしれません。しかし24か月点検と整備料は整備工場で実施しなくてはならず、検査場を予約して平日に日中に車を持ち込まなくてはならないのです。費用以上に面倒なことも増えるので、注意が必要です。

車検にかかる費用で金額を抑えられないもの

車検費用の中でも、金額の交渉ができないものもあります。「法定費用」といわれるものです。法定費用には以下のようなものがあります。

自動車重量税

自動車重量税は車の重さによってかけられる国税です。0.5トンごとに税額が変わるものの、軽自動車は重さが変わっても定額です。自動車重量税は毎年かかっているものの、支払いは車検時のみとなっています。普通自動車は車両重量0.5トンごとに年4,100円、軽自動車は車両重量に関わらず年3,300円です。新車時から13年を経過すると、金額が上がります。

自賠責保険

人身事故を起こしたときに、被害者に保険金を払うためにかけるのが自賠責保険です。自賠責保険の加入は、法律で車の所有者の義務となっていて車検時に保険料を支払います。この保険料は任意保険と違い、どこの店舗でどの機関の保険に入っても、金額は変わりません。

印紙代

印紙代とは、検査手数料を国に納めるために必要な費用です。印紙代は車両の大きさと車検業者の種類によって、費用が異なります。車検業者には「認定工場」と「指定工場」の2種類があるのです。

たとえば小型自動車(5または7から始まるナンバー)の印紙代は、認定工場では2,100円です。そして指定工場なら、1,600円(電子申請の場合は1,400円)になります。印紙代は金額の交渉ができない費用なものの、車検業者を選ぶことで若干費用を抑えられるでしょう。

まとめ

車検の費用を抑えるには、整備が必要な項目について整備士と話し合うことと、車検業者を選ぶことの2点があります。交渉しても費用が抑えられない項目もあるので、注意しましょう。また日々のこまめな点検で、車検費用を抑えられるでしょう。

「株式会社RumireAuto」では、日々の点検も車検も承っております。整備内容の説明はもちろん、長く愛車に乗っていただくための、アドバイスも行っています。お見積りだけでも、お気軽にお問い合わせください。