車検シールはどんな意味がある?正しく貼らないと罰金がとられることも!

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車検の有効期限の際に確認する「車検シール」ですが、正式名称は「検査標章」と言います。裏面はよく見る方もいらっしゃるでしょう。実は、表面にも数字が書いてあるのはご存じでしょうか。

今回は、車検シールとも呼ばれている検査標章の正しい見方のほか、貼る位置やはがれてしまった際の対処法についても解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

車検シールの見方

車の所有者は2年ごと、新車の場合は新車購入時から3年目に車検を受けるのが義務として法律で定められています。そのため、車検が切れた自家用車は、法律上、公道を走れません。

車検シールは、その車が車検を受けているかどうか分かる証拠が、外から見てわかる印です。車検シールは表面と裏面に数字が書いてあり、大きさは40mm×40mmの大きさになっています。普通自動車の場合は色が白く、軽自動車の場合は黄色と色が分けられているのです。

車検シールの裏面は「自動車検査証の有効期間が満了する年月日」という記載がされているほか、車内からも見ることが可能なので、見方が分かる方も多いでしょう。シール表面には大きな数字と小さな数字が2つ書かれていて、大きな数字は月を表していて、小さな数字は和暦の年を表しています。たとえば令和5年の6月1日に車検が切れるなら、小さい数字が5で大きい数字が6となります。

丸いシールとの違いは?

車のフロントガラスを見ると、先ほどご紹介した車検シールのほかにも、赤くて丸いシールが貼られた車を見かけることがあるでしょう。このシールは法定点検を行った後に発行されるもので、車検とは違い1年単位で行われる点検を受けている証拠となります。

こちらのシールも、次回の点検を受ける期日が記載されているシールなので、車検と同様に有効期限を確認しておくようにしましょう。

車検シールの貼り方は?

車検シールは、車検を受けたディーラーで貼ってくれている場合がほとんどです。しかし、郵送されてくる場合などもあるため、そういった場合は自分で貼らなければいけません。

まれに、シールの発行が後日になり、15日間だけ効力のある保安基準適合標章というものが代わりに貼られて戻ってくることがあります。その場合は、後日正式な車検シールが送られて来るので、自分で貼り替えなければいけません。

ユーザー車検の場合は自分で貼る

またユーザー車検を受けた際にも、自分で貼らなければいけないため覚えておきましょう。貼る位置は、自動車のフロントガラスの上面に貼ることが、国土交通省で定められています。そのため、自分で貼る際には変な場所に貼らないように気を付けましょう。

補足として、車検シールを貼り忘れると道路運送車両法第66条に基づいて、50万円以下の罰金が発生します。そのため、車検から帰ってきた際にシールが貼られていない場合は、注意してください。

車検シールを失くしたらどうすればいい?

車検シールは、車検を受けた車両であることが証明されるものです。そのため、貼られていない場合は法律違反となり、罰金が発生してしまいます。

しかし、長期間日光に当たるなどしてはがれてしまうことも考えられます。そのため、車検シールがない場合には再発行をしなければいけません。再発行するのに必要な書類ですが、普通車と軽自動車で多少異なるので、以下に記載します。

  • 普通自動車の車検シールを紛失した場合
  1. 車検証
  2. 検査標章か理由書
  3. 検査標章再交付申請書(OCR第3号様式)
  4. 申請手数料(印紙代必要)
  5. 使用者の印鑑(認印)
  6. 委任状(本人以外が申請に行く場合)
  • 軽自動車の車検シールを紛失した場合
  1. 車検証
  2. 検査標章
  3. 検査標章再交付申請書(OCR軽第3号様式)
  4. 申請手数料
  5. 使用者の印鑑(認印)

車検シールの再発行手順

車検シールの発行手順は、車検証・認印・検査標章を持って最寄りの運輸支局等に行き、申請書などを購入します。

次に記載例を見ながら必要事項を記入し、登録窓口に提出しましょう。

そうすると交付窓口で新しい検査標章と車検証を渡されますので、受け取った車検シールを車のフロントガラスに貼り、車に車検証を携帯して終了です。

少し不便ですが、インターネットによる手続きができないため、陸運支局か軽自動車検査協会に直接足を運ばなければならないので覚えておきましょう。

車検シールのはがし方は?

車検シールは簡単に剥がれてしまわないように粘着力が強くなっていますので、はがすのは苦労するでしょう。しかし、前述のとおり自分で車検シールを貼り替える機会も、少なからず可能性があるため手順をご説明します。

表面の透明シールを剥がす。
シールを霧吹きなどで濡らし2~30分放置する。
ガラスに傷がつかないよう丁寧にはがす。
シールの粘着テープが残ることも多いので、ウェットティッシュ等で拭き上げる。

シールを貼りかえる際は、必ず手元に次に貼るシールを用意してからにしましょう。

まとめ

検査標章は、車検に合格した車に貼るシールのことで、表には車検の有効期間満了年月が、裏には有効期間満了年月日が記載されています。次回の車検までの期日を確認して、車検切れにならないよう気を付けて、安心安全のカーライフを送りましょう。

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